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亡き父の余命宣告。
「お父さんの病気、来年の桜はなんとか見られるでしょうが
再来年はどうか・・・と」
哀しいかな、主治医の言うとおりになってしまいました。
次の年の桜の季節に父の退院が決まり
麗らかな春の陽気の中、花見がてらに
私はわざわざ車で遠回りをして
車中で父に満開の桜を楽しませました。
そして秋に体調を崩してしまった父は再入院
いよいよ次の年を迎えられそう という間際に
私と妹に見守られ、静かに息を引き取りました。
桜の花が咲くたびに、あの言葉を思い出し
花が好きだった父に代わって
私が桜の名所を巡っています。
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